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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年/アメリカ/120分)

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監督 ジョージ・ミラー
脚本 ジョージ・ミラー ブレンダン・マッカーシー ニコ・ラザウリス
音楽 ジャンキー・XL
出演 トム・ハーディ シャーリーズ・セロン ニコラス・ホルト 他


ベースメント指数 ★★★★☆/4.50
客観指数 ★★★☆☆/3.95
(amazon-3.6/5、IMDb-8.2/10、ROTTEN TOMATOES-8.6/10、TSUTAYA DISCAS-3.53/5、YAHOO映画-4.24/5)
属性 終末世界 バイオレンス カー・コンバット アクション
<海外の評価は凄い。>


荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)のシリーズ第4作。監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。(映画.COMより)

進化した懐古主義

昨今のハリウッドのリブート、リメイク、続編連発にはかなり「苦し紛れ」な印象でしたが、過去の遺産にすがる懐古主義もいよいよ進化してきたのではないか、と感じます。
僕自身去年観た映画が旧作ばかり40本足らずと明らかに知識不足なのですが、『スター・ウォーズ』の新作は、CGではなくミニチュアを制作しての撮影だそうです。これは『スタートレック』でもCGよりセットを選択したエイブラムスの趣向とも取れますが、先日アカデミー賞に10部門ノミネートがアナウンスされた本作『マッド・マックス 怒りのデスロード』も極力CGを使わず実車で撮影したとのこと。

技術の進歩とは、より生活を豊かにのスローガンのもと人間の怠惰を助長してるのは間違いありません。ことアニメなどはどれだけの手間が省かれたのだろうと想像出来ませんが、映画におけるCGも同じで、その手間による何か、その物から感じられる何かが失われてきました。特にホラーなどでは顕著でして、拙い技術による手間暇かけた歪さ、不気味さ、愛嬌、存在感がCGにより失われてきました。これは『チャイルドプレイ』の最新作などを見れば一目瞭然です。もしくは『死霊のいけにえ』リメイクなんかでも。

しかしながら歪さではなくリアルさを追求した場合CGの方が優れていたり、不可能を可能にしてしまえる面もある訳ですが、本作マッド・マックスはその辺のバランスが絶妙だと感じました。今後CGに頼らず昔ながらの実物を使用した手法の方が市民権を得ていくのではないでしょうか。そこに面倒くささがあろうとも、最近僕は思うのです。「面倒くさいこと最強」だと。

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このギタリストがウェス・ボーランドだったら更に興奮したなあ

ストーリーの主役は女

で、本作ですが、リブートではなく4作目とのこと。シリーズ通して手がけてきたジョージ・ミラー監督は70歳。さすがの老獪さと狂気ですね(笑)。基本的には「カーチェイスしてるだけ」という本作なのですが、なんといっても世界観が全て、といったところでしょうか。
人に尊厳などはなく、人の命がゴミのように散っていく(ビジュアル的にも本当ゴミですw)。油と水が何より尊く、男達は「格好よければイイ」という基盤で出来ています。意味なんていらねえだろっていう。そこが最高。
そして、本作の主眼はほとんど武装車に置かれており、「これぞマッド・マックス!」とファンを歓喜させたことでしょう。3作目はマジで「主人公なんて名前だっけ?」と感じるほどに武装車のない謎の内容でしたが、2作目を軽く凌ぐ本作の世界観。コレですよね。

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しかしながら、主役マックスに関してはイマイチ個性に欠けると感じました。トム・ハーディって何か印象に残らないビジュアルなんですよね。僕はスティーブン・セガールやニコラス・ケイジと共にメル・ギブソン大好き人間だったので、主役の存在感という点においては物足りなさが残ります。むしろ存在感が強いのはシャーリーズ・セロン。そして彼女が従えるのは5人の女性。故郷に戻ればそこにも女性。マックスは彼女らを導く黒子に徹している印象でしたね。「イカレてるマックス」というタイトルに反し、「イカれた世界を生きるストイックなマックス!」といった感じ。ラストシーンなどは格好良かったですけどね。

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大体のあらすじと過去作

砦を支配するイモータン・ジョーに反旗を翻し、貴重な水とガソリン、ジョーの妻を連れ去った女隊長フュリオサ。彼女らを追跡するイモータン・ジョー一軍の中には、「輸血袋」として捕獲されたマックスが括りつけられていた。やがて一団は巨大な砂嵐に巻き込まれ…。

第一作は予算少なで世界観は描かれず、しかも編集ブツ切りな今観ると微妙な内容ですが、カースタントにてスタントマンの頭部にバイクが直撃するという問題の場面が収録されています(笑)。第二作は言わずもがな武装車と荒くれモノが支配する荒廃した世界が描かれ世間で言う『マッド・マックス』とは第二作のことでしょう。第三作は本作同様全編砂漠なのですが、武装車は登場せず、後半は謎の部落の子供との交流という迷作になってます。正直、過去作を観てから楽しみたい、という人は2だけ観とけば問題ないでしょう。むしろメル・ギブソンのマックス像が頭に入らない分、本作が初見の人の方が評価できるかもしれません。





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