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RIZINとUFC。

MMAは娯楽か競技か

さて、29日と31日。RIZINの旗揚げ大会が無事終了しました。僕は地上波のみでの鑑賞でしたが、総合格闘技を娯楽/エンターテイメントとして演出するのか、競技/スポーツとして運営するのか。その娯楽面の良さと悪さを見事に体現したRIZIN、といった感想でした。

まず、会場演出や煽りVTRは素晴らしいと思いました。カードだけ見ても「ふ~ん」としか感じなかった対戦も、煽りを見た後ではつい感情移入してしまいます。ただ、その中で選手のレベルや実力といったモノはある程度ぼやかされてしまうな、という(笑)。
逆にUFCは余計な感情移入を煽る演出はせず、あくまで簡素に選手のレベルや技術、実力を競い合う場として洗練されてる感はあります。ただ、UFCでもここ最近盛り上がってるのはコナー・マクレガーVSジョゼ・アルドやジョン・ジョーンズVSダニエル・コーミエを始めとする挑発からの感情的対立だったりもするので、格闘技に求められてるのは日米ともに単純な競技性だけではないよな、という気がします。

RIZINとUFCの具体的な違い

その辺で更に差別化が図られてるのがリングかオクダゴンか、1R10分か5分か、というところ。競技としては、なるべくレフェリーの介入が無い方がより公平ですので、ロープ際でドントムーブから中央に戻されるリングよりも、選手同士で終始やり合える金網/オクタゴンの方がいいのかもしれません。
しかし金網際の攻防というのは、ある種の専門スキルでして、それを磨くには時間も設備も必要である気がします。かつ見てる側は、いかに金網際でレベルの高い攻防が行われていても解説なしでは何のこっちゃ分かりません。ヒクソン・グレイシーも金網だと、結局押し付けてのポイント・ゲームになってしまい選手の闘争心が萎えるみたいなことを言ってたような言ってないような…(あやふや)。

次にラウンドの時間ですが、UFCフライ級絶対王者のデメトリアス・ジョンソンは「お互い調子いい時はミスが出るのに時間がかかる。UFCのルールだと5分だからミスが出にくい。だがPRIDEルールの10分なら疲れるからミスも出るんだ。」みたいなことを堀口との対談で話していたのが印象的でした。
今回、久々に10分のラウンドを見て、正直全く長いとは感じなかったし(そう感じる試合はカットされてたからか)実際、より一本やKOが出やすい状況を作り出していた気がします。僕は10分面白えーと感じました。

つまるところ、リングの良さは膠着状態が少なく、ブレイクが早いこと、悪さはレフェリーの介入が不可欠なために公平性にバラつきが生じること。オクタゴンの良さはレフェリーの介入が必要ないため公平なこと、悪さは金網際での攻防、膠着は分かりにくく面白くないこと、専門性があるため適応が求められること、です。
1R10分の良さは、時間が長いためよりフィニッシュするスキルが求められること、疲れからくるミスで試合が完全決着しやすいこと。悪さはラウンド毎に時間が違うという、競技としての一貫性に欠けること。1R5分の良さは一貫性があるため分かりやすいこと、悪さはミスが出にくくポイント・ゲームになりやすいこと。

コレが競技か娯楽かでの差別化を図るUFCとRIZINの違いではないでしょうか。

相互補完的関係

もし今UFCが無かったら、「また何ら変わりない日本的MMAか」などと感じていた可能性もあります。曙の度重なる出血に、何度も試合を止めるくらいなら何故TKOにならないのか、青木対桜庭で試合を止めなかったのは(結局セコンドのタオルでのTKO)イベント主催側の空気を読み過ぎたからではないか、など、「そこは感情移入せずに機械的に裁いて欲しい」と感じる場面もチラホラ。
しかし競技性を推し進め、合理性を追求してきたUFCがある限り(細かい事は置いといて)、日本のMMA及びRIZINというものは一種の息抜きであり、またはトップ以外の受け皿、成長の場でもあり、更には発掘の場となり得る訳です。いわば相互補完的関係と言いますか、UFCがトップを走るが故に出来た隙間に上手く入り込んだのがRIZINと言えるのではないでしょうか。その辺はさすがだな、としか感じません。これぞビジネス。

フジテレビ中継について

しかしWOWOW中継に慣れると、地上波というものは…。まず29日のメインカードまでの怒涛のCMラッシュ。中盤のテンポを殺さないために溜まってたやつを最後にぶちまけました、みたいになってました(笑)。
次に31日の数試合再放送しといて、ヘヴィー級トーナメントはダイジェストという編集。K-1でもフジはこういうことやってましたね。ネームバリューのある試合は何度もやるけど、ネームのないやつはすぐダイジェスト。正直ダメな試合含めて、新しい選手や期待の選手を見たい、評価したい、みたいな気持ちがファンにはあると思うのですが、結局ヘヴィー級の選手は「なんだかよく分かんないけどベラトールのキング・モーほどの実力はない」というフワッとした印象で終わってしまいました。せめてメインに据えられた決勝くらいはノーカットで良かったと思うのですが…(たった2分ばかしカットされていた)。

まあ、バンナ欠場やヒョードルの相手シングかよ、など色々ありましたが、正直面白かったです。じゃあ、UFCよりRIZINの方がいいのかと言われればそんなことはなく、方向性が違うので比べても仕方がない、といった感じでしょうか。結局好みの問題であり、総合格闘技に何を求めるのかの違いであるように思います。僕はどっちもアリだと思うし、お互いないものを体現してるのがイイですね。いつかUFCとRIZINがクロスオーバーする時はくるのでしょうか。選手によってはRIZINルールの方が力を発揮できる、という場合もあるでしょうね。今後に期待しています。個人的には山本kid対渡辺一久が見たいです。
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テーマ : 格闘技
ジャンル : スポーツ

tag : RIZIN UFC

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