フェノミナ/インテグラルハード完全版(1984年/イタリア/111分)
監督 ダリオ・アルジェント
脚本 ダリオ・アルジェント フランコ・フェリーニ
音楽 ゴブリン サイモン・ボスウェル
出演 ジェニファー・コネリー ドナルド・プレザンス 他
ベースメント指数 ★★★☆☆/3.79
客観指数 ★★★☆☆/3.45
(amazon-3.7/5、IMDb-6.9/10、ROTTEN TOMATOES-6.5/10、TSUTAYA DISCAS-3.47/5、YAHOO映画-3.39/5)
属性 ホラー
<並より評価高め>
可愛すぎるジェニファー・コネリー
『サスペリア』、『インフェルノ』等の鬼才ダリオ・アルジェント×絶世の美少女ジェニファー・コネリー(当時14歳)によるホラー。とか言いつつダリオ・アルジェント作品をまともに観るのは初めてなのですが、普通に面白かったです。でもこの『普通に』の部分にジェニファーの可愛さやヘビメタ等の多少奇異なるBGM、そして蛆虫という普通ならざる要素が複雑に絡み合ってるのは言うまでもありません。加えてチンパンジーや犯人などのフリーク要素も独特。
ジェニファーは本当に可愛くて、更には俳優の父を持ち「虫を操れる」という噂でイジメに遭ったりと劇中の存在感も異質です。僕みたいなアレな人間には「ところでエロ要素はあるの?」という疑問もあるかとは思いますが、彼女が転入する女学院のパジャマが卑猥です(笑)。生地が透けてる上に恐らくノーブラでして、その他諸々ダリオ・アルジェントの下心(?)が垣間見えるところも非常にイイですね。
独特な音楽と夢遊病
個人的にホラーとメタルの組み合わせが非常に好きでして、多少強引さというか、マッチしきれてない違和感も含めて好きなんですよね。加えてヒロイン・ジェニファーの夢遊病という要素と電子音の音楽も雰囲気あってイイです。「ああ、古い映画観てるなあ」というカメラワーク、死体に群がる虫にスポットを当てたストーリー進行といい、僕は結構新鮮に感じました(古典に使う表現か)。
大体のあらすじ
虫に好かれ、自身も虫大好きなジェニファーはアメリカからスイスの高校に転入する(だったっけ)。しかし夢遊病の発作をきっかけに学園生活は破錠していく。一方、付近では連続殺人事件が発生。ルームメイトが巻き込まれてしまい…。
WOWOW映画工房で斎藤工は「ナウシカだ」と言っていましたが、そんな感じですね。俗世を超越した感じの美少女と、俗世の中で腐敗した殺人鬼。映画鑑賞にお菓子は付き物ですが、容赦ない蛆虫描写にお菓子をつまむ手が止まること間違いなしです。特におはぎ等米系はオススメしかねます。
tag : ホラーダリオ・アルジェントイタリア