FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

考察⑥ジェーン・ドウの解剖

遺体安置所を舞台に身元不明女性遺体の検死から、さまざまな怪現象が巻き起こる恐怖を、リアルな解剖シーンの描写を交えて描いたホラー作品。バージニア州の田舎町で息子のオースティンとともに遺体安置所と火葬場を経営するベテラン検死官トミー。ある夜、保安官から入った緊急の検死依頼は、一家3人が惨殺された家屋の地下から裸で発見された身元不明女性、通称「ジェーン・ドウ」の検死だった。(映画.COMより)



面白かったですね。なので今回はどこがどう良かったのか考察を。本作の監督はPOVでトロールを追う『トロール・ハンター』の監督だそうで。何かアイディアにセンスを感じます。

あらすじ

検死を代々生業とする親子の元に、身元不明の死体(名無しの権兵衛=ジェーン・ドウ)が届く。手足の骨は粉々になり、舌が切除された死体に、人身売買された女性では?との仮説を立てるが、肺は焼けただれ、内臓には切り傷のようなものが…。謎が深まっていく。

いいポイント①タイム・リミットの設定

息子オースティン君には彼女が。新しい遺体の検死を手伝うためデートのキャンセルを申し出るオースティン。当然彼女は不機嫌になりますが、検死終わって11時からずっと一緒だよ♡と彼女の機嫌を取り持つオースティン。
この「何がなんでも11時までに終わらせないと!」というタイム・リミットがあることで、「何も起こってくれるなよ」という心理的制限みたいなものが出来ます。コレにより緊張感が生まれ、何か起きた時には葛藤が生まれます。さほどメイン・ストーリーに影響しない場合でもタイム・リミットというのは中弛み防止に効果的です。

いいポイント②荒れた天気とラジオ

本作はほぼほぼ検死室とそのフロアのみが舞台となります。そんな中外界の情報というのはこのラジオのみ。窓に吹きつける風や雨、不安定になる照明設備と、ラジオから流れる童謡が不安な気持ちにさせてくれます。ホラーと童謡ってホント相性がよくて、その辺を分かってるってだけでもポイント高いです。

いいポイント③狭く深い人間描写

先日『MEGザ・モンスター』を観ましたが、“いかにもそれっぽい”を積み重ねた浅く薄っぺらい人物群にウンザリしました。本作は登場人物はほぼ3人。検死親子と息子彼女です。
息子は検死初心者で、親父からレクチャーを受けながら解剖の助手をする。この辺で検死のノウハウやらコツみたいなのを親父が語り、視聴者はなるへそと思いながら見る。こういう無駄っぽい知識があるかないかで大分人物の深みが変わってくるんですよね。
『レヴェナント』でディカプリオに最後までハンター感を感じなかったのは、そういうハンターなら常識でしょ、みたいな知識や習性が見えなかったからだと思います(完全に個人的な意見だけど)。あんなデカイ熊に背後を取られるとはダサすぎる。

更には息子は同棲するつもりなのか「家を出ることを親父に言え」、と彼女に催促されている。「でもそう簡単じゃないんだよ」というのっぴきらないオースティン。父親への愛情が感じられます。こういうディティールをどんだけ積み重ねられるかが大事ですね。そして感情とか人間関係は間接的に匂わせるくらいが良い気がします。

いいポイント④遺体を巡るミステリー

解剖を進めるほどに謎が深まっていく遺体。度々凝視するように遺体の顔がインサートされ、今にも動き出すのではないか、と思わせる。でも動かない!超動きそうでも絶対動かない。

いいポイント⑤見せない演出

怪談話では声を小さくすることで客が耳を澄ませて聞き入る、そこでデカイ音を出すとビビる、という手法が使われますが、ホラーは視覚でソレをやるわけです。
「暗くてよく見えない」「音はするし、何かいるようだけど姿は見えない」と目を凝らし、集中する。そうすると作り手の思うつぼで、ドーン!とデカイ音やら恐怖描写でビビらせることが出来ます。B級寄りだと必ず1回はスカして、客がホッとしたところで不意打ちをかまします。凄い基本的なことなんですけど、重要ですね。

あとは安易に見せすぎないこと。ある種「それを見た時は死ぬ時」くらい、中盤のてんやわんやで安易に見せないで欲しい。エロもそうですが、見えるか見えないかが一番興奮する訳です(笑)。最終的に何も見えないと「ふざけんなコノヤロー」となりますので、ここぞでチラ見せ、が一番効果的かと思います。見せない演出好きには『死霊館』もオススメ。

ということで「解剖しながら謎解き」という、なかなか無いジャンルで演出も巧みでした。薄っぺらい大作映画より、こういう映画の方がよっぽど満足度が高い。

『ジェーン・ドウの解剖』から学んだこと

・ダラダラしがちな場面はタイム・リミットが効果的だぞ~
・ディティールは無駄なほど人物に実在感が出るぞ~
・パンツもオバケも露出しすぎると価値なくなるぞ~

スポンサーサイト

考察⑤サニー 32(ネタバレあり)

「凶悪」の監督・白石和彌と脚本・高橋泉が再タッグを組み、ネット上で神格化された殺人犯の少女「サニー」を信奉する男たちに誘拐・監禁された女性教師の壮絶な運命をオリジナル脚本で描いたサスペンスドラマ。(映画.COMより)



きたりえ初主演×『凶悪』スタッフということで手に取った次第ですが、酷かった。ほとんど携帯イジりながら観てました。特に前半クライマックスのきたりえお説教シーンは正視に耐えず。何故こうなったのか。考えます。

あらすじ

クラスメイトを殺害した美少女小学生サニーはネットで大人気に。女教師きたりえはサニーの信者によって拉致される。


ダメポイント①きたりえは美少女キャラじゃないぞ~

可愛い殺人犯としてネットでアイドルと化すサニー。その「成長した姿」として、きたりえが拉致されます。しかし、ですよね。このサニーは、「え?こんな可愛い子が人殺したことあるの?!」というキャスティングが求められると思うのですが、きたりえ。きたりえは自分でも言ってる通りアベレージ・ヒッターであり、突出した存在感はありません。ネタバレしますと、彼女は本物のサニーではないので、もっと美少女をキャスティングした方が良かった。

この辺NGT卒業したてのきたりえ×新潟でのロケ、ということで、全体的なチグハグ感からも『きたりえのアイドル映画(新潟の人応援してネー)』と『小6女児殺人事件(実際の事件)』を無理やり掛け合わせた感があるんですよね。前者の企画を持ち掛けられ、後者の構想をドッキングしたのではないか、と僕は推察しております。

ダメポイント②はっちゃけ暴力系にお説教要素

この映画、テイストとしては『アウトレイジ』や、中島哲也監督の『渇き』や、園子温監督作品のような、近年邦画に増えてきた『はっちゃけ暴力系映画』に感じます。特徴としては、特に善人は描かず感情移入も無視して、ひたすらクズをクズとしてエンタメとして魅せる、というもの。
このクズっぷりが突き抜ける程に痛快なわけですが、(『凶悪』もこの系譜といえばそうかも)本作ではきたりえという偽善者臭い善人を配置した上、お説教させるという展開になります。拉致犯たちの痛い所やトラウマをエグりつつ受け入れる、という感じなのですが、youtuberみたいな奴が動画配信しながら、若者が「キタコレ!」と煽りながらのお説教は寒いのなんの。コレできたりえの女優生命は相当縮んだんじゃないかと感じるほど。

そのまま教祖と化したきたりえ、上下関係が逆転したサニー信者たち。う~ん。確かに首尾一貫してずっとクズといえばそうなのですが、お説教シーンの演出が感動を煽るようなものだったので、あそこをギャグテイストにしてればまだ見れたかなあ。

ダメポイント③キャスティングがおかしい

中年フリーターでイジメに合ってるリリー・フランキー。設定忘れたけどサニーに人生を捧げたようなイケてない中年ぴえーる瀧。この2人がオタク的な立ち位置にいるんですが無理無理。集客とか見栄えとか、かなりビジネス臭のするキャスティング。きたりえもそうですね。

ダメポイント④若者意識してます?

全体的に若者へのアプローチを意識しすぎて、それまた説教くさくなってるんですよね。『はっちゃけ暴力系』、もしくは『クズ眺める系』(両者とも僕命名)映画において、説教要素は水と油。そういう奴は真っ先に消されるような世界観が求められると僕は考えます。偽善的なウソにまみれた邦画をブチ壊したる、というような気概こそが痛快さに繋がっているはず。そこで偽善的なウソを肯定しては身も蓋もありません。

ダメポイント⑤遅すぎたシリアステイスト

ダメダメ言いながらも、後半のシリアステイストはなかなか良かった。しかし前半でウンザリしている上に、ラスト周辺ではギャグ感満載ですので、チグハグ感が凄いんですよね。この門脇麦演じる本物のサニー、そして回想シーン。これはかなり取材したという実際の事件を元に作られたキャラクターなんでしょうが、「どうすれば殺さずに済んだか分からない」「相手が死んでるから償えない」などと壊れてしまっているサニーには存在感がありました。この本物の登場が遅すぎたんじゃないか?と感じますね。あの前半の茶番なんだったの?っていう。後半だけ見ると悪い映画じゃないんですけど…いや、でもギャグ多すぎだしなあ(きたりえとドローンのくだりとか)。

まあ、全体的に本当に『凶悪』のスタッフが作ったの?ってくらいチグハグでした。もしかすると大人の事情でこんなことになったのかもしれませんが…。

ということでサニー32から学んだこと

・はっちゃけ暴力系で偽善者肯定したら台無しになるぞ~
・セリフでお説教は基本寒いぞ~
・ギャグとシリアスの混ぜ方は難しいぞ~

考察④デモリションマン

懐かしの映画デモリションマン(スタローン×ウェズリー・スナイプス)。久々に観たので考察。

1996年、ロサンゼルス。デモリションマンの異名をとる刑事のジョン・スパルタン(シルヴェスター・スタローン)は、ビルに立てこもった凶悪犯サイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)を逮捕したが、その際、30人の人質を死なせてしまう。スパルタンは責任を問われ、フェニックスと同様に、70年もの冷凍刑に処せられた: 。
2023年。36年ぶりに解凍されたフェニックスは、看守たちを殺して逃走する。だが、凶悪犯罪に対処する術を持たない警察は、フェニックスに手も足も出ない。伝説の刑事が冷凍されたままなのを知っていた女性警官レニーナ(サンドラ・ブロック)の提案で、スパルタンも解凍され、彼はかつての宿敵の追跡を始める。(映画.COMより)


画面>リアリティ

古き良き時代のハリウッド・アクションの基本なのですが、絵的に派手かどうかが全てな訳ですよ。今みたいにネットが発達してなかったので、ツッコミどころを流布されることもなかったし、そんな細かい文脈どうので映画を観てなかった。例え無理があろうとも、「まあでもシュワちゃんだし。スタローンだし。」で済んだ。それだけスター性、キャラクターが抜きんでていたのです。

で、本作のキャラクターもビン立ちであります。ハッキリ言ってアイディア一発勝負、リアリティはガン無視して細かい部分はギャグにしてます。そのアイディアとは、

毒抜きされた軟弱な未来人を、荒んだ20世紀代表スタローンがブチ壊す!!

という至ってシンプルかつ痛快なアイディアであります。この構図に視聴者が抱くのは、お上品で軟弱な未来人への嘲笑と優越感、そしてそれを「クソくらえ」と破壊し尽くすスタローンとスナイプスのカタルシスなのであります。そこに20世紀フリークのサンドラ・ブロックが華を添える。

ギャグを交えた未来描写

地上波では表現の自主規制、ゲームでもPS4がエロ方面での規制強化が始まったと騒がれてます。女子高生のスカートは長くなり、テレビでは当たり障りないコンテンツ。どんどん世の中は表面だけお上品になっていきます。

1993年公開の本作ですが、まあその辺の流れをデフォルメした未来を描いています。行儀悪い言葉を使うと監視マシンから罰金を言い渡される。自然死以外の死は何十年も起こっていず、人々は直接触れ合うことを避け、セックスはヴァーチャルで、子作りは研究施設で行われる。警官は暴力的な訓練を受けておらず、冷凍刑務所から脱獄したウェズリー・スナイプスを逮捕する際には機械の音声に従い行動する。

このショボショボな警官が頼ったのが、同じく冷凍されていたスタローン。かくして軟弱な未来に屈強なマッチョがよみがえる。
この冷凍刑なのですが、冷凍されてる間に人格矯正みたいなのを遺伝子に書き込む、というもの。スナイプスが陰謀によりテロのスペシャリストとしての知識を身に着けてるのに対して、スタローンが編み物のスペシャリストになってるのが笑える。

あと笑いどころとしては、スタローンの肉弾戦に興奮したサンドラ・ブロックがセックスしよ!と言い出します。口臭を確認したりソワソワして待つスタローンを待っていたのは今で言うVRゴーグル。そこに映しだされるのは謎のチカチカしたサンドラ・ブロックの顔と吐息(笑)。「なんだコリャ!?昔のやり方でヤろうぜ」「呆れた!何て下品なの!出ていきなさい!」

ジェネレーション・ギャップ、カルチャー・ショック

タイムスリップによる時代間の考え方や生き方の違いをクローズアップする作品は数多くあります。本作ではユートピアかディストピアかという両面を兼ね備えた未来、そしてその表面的で嘘くさい世界をスタローンがグッチャグチャにするというところが面白い。正直冷凍刑とか、スタローンが投獄された経緯、その他多くのアクションで「なんでやねん」と言いたくなりますが、昔はそれよりもっと別の価値観で映画を作ってたハズ。整合性よりも、派手さ、面白さ、キャラクター。こういうパワーのある創作物を作りたいものです。

デモリションマンから学んだこと

・整合性ばっか気にして小さくまとまるなよ~
・シナリオのマイナス部分はギャグにして茶化せよ~
・マッチョと爆発は問答無用に訴求力あるぞ~

考察③『触手/2016年/メキシコ・デンマーク・フランス・ドイツ・ノルウェー・スイス合作』

「エリ」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したメキシコのアマト・エスカランテ監督が、 「究極の快楽」をもたらす怪物の恐怖を描いたSFエロティックスリラー。美しい映像や独特の世界観などが各国の映画祭で話題を集め、2016年・第73回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。アレハンドラは夫アンヘルのDVに悩まされながら、精神的に不安定な2人の幼子を必死に育てていた。しかもアンヘルは、アレハンドラの弟ファビアンと密かに肉体関係を結んでいる。そんなある日、アレハンドラはファビアンの友人である不思議な少女ベロニカと知り合い、森の奥の薄暗い屋敷に案内される。そこにいたのは、軟体動物のような触手を持つ巨大なクリーチャーだった……。(映画.COMより引用)





入口はミスリード

アニメ・AVでおなじみ触手モノ。それを真っ当なクリエイターが商業映画として撮ったらどうなるのか?そんな映画ではありません(笑)。色々ネットを見てみると触手は何かの暗喩であり、映画自体は荒んだメキシコ社会を描き出してるの云々。
正直エロシーンはあるものの、全く抜けたりはしない。オープニングでいきなり触手とのエロシーンを映し出し、女優の乳首の小ささに驚いたりしますが、即場面は切り替わり…。

僕はシュールなヨーロッパ映画と触手、変態性のミクスチャーが見たくて手に取った訳ですが、思ってたのとは違いましたが概ね満足してます。こういうシュールで意味が分かりづらい映画、好きですねえ。

小説的

ストーリーは群像劇を断片的に繋げて最終的にひとつになっていく感じ。演出としては、触手そのものはなかなか見せずに、触手のいるロケーションや触手と関わりのある人々がソレについて語る様子から想像させる、という手法。ところどころで不気味な木の根っこやら、風雨に轟く窓に映る不気味な枝のシルエットなどが触手をより不気味な存在として想像を掻き立てます。この辺が小説的。間接的ですよね。ヨーロッパや。

闇のあとの光

何か似たような映画がいくつか思い当たるのですが、その一つ、『闇のあとの光』の監督が本作の監督の師匠なんだとか。雰囲気はソックリでしたね。難解さで言うと本作の方が全然マイルドです。

演出で印象的だったのは、看護師の男とアンヘルの口論の後、看護師が病院に戻る時に救急車が画面に入ってきて、血まみれの患者が運び出されるところにズームして場面が切り替わるんです。んで、次の場面でのどかな森にさっきと同じ型の救急車が到着する。コレ前のシーンで血まみれの患者を映してなかったら(別に端折れた)、この救急車に対しそこまで不穏な印象を抱かないと思うんですよ。いわばジャブを打ってからストレートのワンツーみたいな演出は使えるな、と感じました。

その意味では、触手を映す前に触手を発見したというクレーターに種々様々な野生動物が群がり交尾し、新たな生命もチラホラ生まれてたりして。あの異様な光景を先に写すことで、触手を只の変態からもっと神秘的なモノ、というか多大な影響力を持つものとして格上げしてるのもニクイ。

さらに、触手に会う前に「幻覚だと思うかもしれない」「この世で一番美しい」「頭と身体がバラバラになったように感じるかもしれない」と、ジャブ、ジャブ、ジャブの連打。いきなり映してもそんな大したモンじゃないですが、想像力を煽って煽って引っ張って引っ張ってから登場させると、やっぱ何かグッときちゃいます。

触手の造形

パッと見肌色のアナコンダなのですが、どうやらエイリアン的な頭部が…。既存の映画で一番近いのが『インデペンデンス・デイ』のタコ型エイリアンですかね。アレはスーツなんでしたっけ…。

ザックリ

そうですね、僕は観ながら触手を触手としてしか見てませんでしたが、どうやら何かの暗喩であるらしい。しっくり来そうなのは麻薬ですかね。時に暴力的に人を死に追いやり、快楽に溺れさせ悲しみも憎しみも忘れさせてくれる。でもまあ、暗喩と言いながらほとんどそのまんまですからね(笑)。この感じ『イット・フォローズ』に近いかも。

てことで触手から学んだこと

・ボクシングも映画もジャブが基本だぞ~
・ジャブが上手いとストレートが効くぞ~
・堅い内容もB級要素で汚してやると見やすいぞ~

天心VSメイウェザーを考える

さて、1RTKOで幕を閉じたこの一戦。ネットではやれ無謀だのやるべきじゃなかっただのと言われていますが、よく結果論でそんなこと言えるよなと。高田含めて。僕の意見を言わせてもらえば、絶対コレはやるべき一戦でした。そして今回反省すべきところは、ボクサーをナメすぎていたこと。

かつてのK-1には多くのボクサーが参戦し、引退したレジェンド・ボクサーを5人集めたキックボクシング・ルールでのK-1との対抗戦は特に記憶に残ってます。結果はそのほとんどでキックボクサーがボクサーを圧倒。特にローキックに苦しむボクサーが多く、そのせいでパンチの距離も作れないパターンが多かったのでは。元IBFチャンピオンのフランソワ・ボタなどは長期参戦しましたが、特に抜きんでた印象はなく、K-1ファンの間では「ボクサーは大したことない」という共通認識が生まれてたように思います。しかし1戦しかしてないのに強烈に記憶に残ってるボクサーもいます。シャノン・ブリックス。当時タフさを売りにしていたジョシュ・トムソン(だったかな)を秒殺KO。トムソンがMMA出身でキックへの警戒が少なかったのかもしれませんが。今思えばボクシング・ルールでの対抗戦だったら結果は逆になってたのかなあ(確かK-1が全勝もしくは1敗だったと思う)。

で。RIZIN13は堀口VS天心を筆頭に、当時考えられる好カードを出し尽くしたような大会でした。しかし台風による試合順変更も相まって視聴率6.7%の大惨敗(地上波の編集はクソでした)。ここで二桁いかないとフジテレビに打ち切られるんじゃないかとの噂もある中、僕も完全に終わった~と感じました。年末に一体どんなカードが残されていると言うのか。

そんな中メイウェザーから出場打診されたら、プロデューサーとしては何が何でも受けるでしょ。そしてRIZINで誰を当てるかと言ったら、やはり天心しかいなかった。そりゃ無謀でしょうよ。しかし天心の未知なる可能性に賭けた訳です。このカードが発表された時、僕はぶったまげましたし多くのファンがそうだったハズ。それを今更「やらせるべきじゃなかった」と運営批判してる奴マジなんなの?そりゃ僕も天心の姿に胸が痛かったですし、もしかすると天心の心を折ったかもしれないと思います。それでもやるしかなかったでしょ、あの状況では。打ち切りの方が良かったと思いますか?と。

結果論を言えば、ベラトールとの交流が深まり来年へストーリーもつながりました。堀口VSコールドウェルでイベントが終了してても大満足だったかもしれません。でも結果論やないすか。それもメイウェザーで注目が集まって話がまとまったのかもしれないし、K-1もあわてたように武尊含めにじり寄ってきた印象があります。天心VS武尊も実現するかもしれません。あんま興味ないけど。

で、今回のメイウェザー戦である意味ボクシング界はリスペクトを取り戻したのでは。逆にキックボクシング界は、まあMMAもそうですが国内で練習してる選手はどんどん世界との差を開けられていく印象でした。どっかの富豪とか国内の地方でもいいからメガジムとか作ってくんないのかな。結局日本人が強くならないとこれ以上盛り上がりようがない気もします…。

ヤッチクンもアーセンも頭打ちかもしれません。堀口がDJ敗戦後にアメリカ行きを決意しウィークポイントを見事に克服したように、天心もアメリカに拠点移したら面白そうだけど…。
プロフィール
No Reason To Live But We Like It That Way. (生きてる意味なんかわからないけど、それでいいっしょ) by Bloodhound Gang 最近全然映画を観なくなったしがないブルーカラー。

グラフィン

Author:グラフィン
FC2ブログへようこそ!

数値について
デカイ数字が自分の評価、客観指数は複数サイトの平均値になってます。 映画の考察・メモやどうでもいいことを置いとく場所です。
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
XXX
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
タグ

UFC ホラー 邦画 SF B級 アクション スリラー バイオレンス POV ドキュメンタリー コメディ RIZIN どんでん返し スプラッタ 園子温監督 ミステリー ゴア 井口昇監督 タイム・ループ ウーヴェ・ボル監督 サスペンス 韓国 三池崇史監督 ダーレン・アロノフスキー監督 漫画 ゾンビ ジェームズ・ワン監督 模写 人工知能 イラスト ヤン・シュバンクマイエル監督  ファンタジー 中田秀夫監督 林田球 サントラ ヴィンチェンゾ・ナタリ監督 中島哲也監督 黒沢清監督 エドガー・ライト監督 筋肉 カルト映画 シリーズ スパイク・ジョーンズ監督 ギャスパー・ノエ監督 エピタフ メロコア パンク 部族 ニコラス・ウィンディング・レフン監督 ウェス・アンダーソン監督 サイケデリック アニメ ドロヘドロ ガス・ヴァン・サント監督 ジェニファー・リンチ監督 AKB AI リメイク 低予算 カルト宗教 パク・チャヌク監督 伊藤潤二 エロ 富江 韓国映画 パスカル・ロジェ監督 マーク・ハント パニック デヴィッド・トゥーヒー監督 M・ナイト・シャマラン ホラーゾンビ スティーブン・キング原作 岩井俊二監督 ギレルモ・デル・トロ監督 望月ミネタロウ 楳図かずお ラップ スラッシャー ダリオ・アルジェント イタリア 恋愛 ベッキー ディズニー ラブコメ イニャリトゥ監督 ドラマ 進撃の巨人 デヴィッド・フィンチャー監督 ノスタルジー K-1 クリント・イーストウッド ポン・ジュノ監督 キアヌ・リーブス ガンフー 戦争 ニーム・ブロムカンプ監督 PRIDE 香港映画 白石晃士監督 ビル・マーレイ ドラッグ クライム ドイツ映画 シュール 難解 ヒョードル クリストファー・ノーラン監督 北村龍平監督 百合 近親相姦 M・ナイト・シャマラン監督 悪魔 エロス 実話ベース シチュエーション・スリラー  ケッチャム アンドロイド ファウンド・フッテージ 文芸 サバイバル スペイン映画 ライアン・ゴズリング監督 

よく見るサイト(リンク)
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ランキング
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。